青汁の原料ってなにがあるの
一口に青汁と言っても、実は原料によって成分や効能が異なります。
そのため、しっかりと原料を見極めて自分に合った青汁を選ぶことが、健康への近道になるといえます。
青汁の効果をいち早く実感するためにも、主な原料とその特徴を頭に入れておきましょう。
青汁の主な原料
青汁はさまざまな野菜・植物をミックスして作られていますが、種類によってベースとなっている原料が違います。例えば、青汁の主原料には以下のようなものがあります。
ケール
ケールは青汁の原料として最も有名であると言っても過言ではなく、食物繊維、ビタミン、クロロフィル、β-カロテンなど様々な栄養素を豊富に含みます。これらの栄養素は腸内活動や新陳代謝、デトックスを促す効果があるため、ダイエットや美肌効果、病気予防が期待できます。
ただし、他の原料に比べて青臭く飲みにくいという特徴があるので、ケールを主成分とした青汁を飲用する際には注意が必要です。
明日葉
明日葉は主に、カルコン、クマリン、β-カロテン、ビタミンB、ビタミンEなどを多く含む植物で、中でもカルコンとクマリンは明日葉特有の成分です。カルコンはポリフェノールの一種で、血糖値低下、セルライト解消、血液サラサラ等の効果があります。
クマリンもポリフェノールの一種であり、血流促進して身体の老化防止や免疫力向上に効果を発揮します。
大麦若葉
大麦若葉の青汁はSOD酵素を豊富に含んでいるという点が特徴です。SOD酵素は活性酸素を撃退し、身体の老化を防ぎます。
具体的には、美容効果、動脈硬化予防、糖尿病予防、高血圧予防等に効果的です。
また他の原料に比べて飲みやすく、風味が良いことでも有名です。
よもぎ
日本に多く自生しているよもぎも青汁の原料として使用されます。よもぎはビタミンや食物繊維を多く含みますが、特徴的なのはクロロフィルの含有量が他の植物に比べて高い点です。
クロロフィルは殺菌、抗菌、デトックス効果、抗酸化作用を持つため、よもぎを主成分とした青汁は免疫力アップや老化予防等が期待できます。
ゴーヤ
ゴーヤは多くの苦味成分を含んでおり、青汁の飲みにくさの一因となっています。しかし、この苦味成分こそが健康にとって非常に有用であるとされているのです。
中でも、食欲増進に効果のある「ククルビタシン」と「モモルデシチン」、血糖値や血中コレステロールを下げる「チャランチン」を豊富に含んでいます。
そのため、夏バテや高血圧、糖尿病の予防効果があります。
青汁で健康になるには、自分にあった原料のものを選ぶことが大切です。
逆に合わないものを飲み続けていると、効果を実感できないばかりか健康被害を引き起こす可能性もあります。
そうならないためにも、青汁を選ぶ際にはしっかりと原料と成分表示を確認し、自分の健康状態に合致するかどうかを見極めるようにしましょう。