「NK細胞」を活性化させる

 皆さんは、「NK細胞」をご存知でしょうか。
このNK細胞は人体が予め持っている先天性免疫で、自然治癒力と密接に関わっています。
とくに、ガン細胞を攻撃し除去する働きを持っているため、ガンによる死亡率の高い現代人にとって非常に重要な細胞といえます。
 さて、青汁は様々な健康効果を持つことで知られていますが、そんなNK細胞を活性化させる効果を持つともいわれているのです。
そこで、今回は青汁とNK細胞との関係について、ご説明したいと思います。

NK細胞とは?その性質と役割

 NK細胞とは「ナチュラルキラー細胞」の略で、先天性の免疫系統に属しています。
先述の通り、この細胞はガン細胞を攻撃する効果を持ちますが、これにはNK細胞が持つ「非自己と変質した自己を攻撃する」という性質が深く関係しています。
「非自己」とはウイルスなどの体外から侵入してくる「自分以外の細胞」を指します。
また「変質した自己」は、ガン細胞など「自分の細胞が変化して悪性となったもの」のことを言います。
要するに、NK細胞とは「自身に害を成すもの全てに対して攻撃する細胞」であるということです、。
人体では、日々100万個のガン細胞が生まれていますが、それらが発症に至らないのはこのNK細胞が正常に働いているからなのです。
 また、NK細胞は加齢や継続的なストレス、運動不足によって活動が弱まったり、減少したりすることが知られています。
このNK細胞の欠乏は、上記のようなウイルス感染症やガン等に罹りやすくなる他、先天性免疫不全症候群や重度の慢性疲労症候群等の重大な症状を引き起こす可能性があります。

青汁とNK細胞の関係

 それでは、青汁がなぜNK細胞を活性化させるのでしょうか。
その理由は、青汁が持つ「腸内環境を整備する効果」の中に隠されています。
 青汁に含まれる豊富な食物繊維が便秘やその他の有害物質を排除し、腸内の環境を整えることは有名ですが、その効果はすなわち「善玉菌の増殖」に繋がります。
善玉菌には、腸内に生息する微生物群のバランスを整えることで免疫機能を活性化させる性質があります。
そのため、善玉菌を増やすことでNK細胞も活性化するのです。
 青汁は、目に見える症状の予防・改善だけでなく、NK細胞を活性化することで根本から病気に強い身体を作ることにも効果的であるといえるでしょう。


 NK細胞はガン予防に大きな効果を持ち、ウイルスや病原体も撃退してくれる等、免疫力・自然治癒力の要として非常に重要な役割を担っています。
しかしながら、そんな強力なNK細胞には、加齢や運動不足、栄養不足等で停滞・減少しやすい性質もあるのです。
そのため、青汁を飲むことでNK細胞が活動しやすい身体を作ることが、末永く健康を維持する上で非常に重要であるといえるでしょう。
健康のために飲むのであれば、せっかくなら無添加の青汁を選択しましょう。