青汁を選ぶポイント

「青汁を飲んでいるのに効果が出ない」「効果がないどころか逆に不調になった」「苦くてなかなか続かない」
 このような悩みを抱える方は、自分に合わない青汁を選んでいる可能性が高いです。
青汁と一口にいっても、原料や味、形状など様々な違いがあります。
青汁の効果を実感するためにも、青汁選びのポイントを押さえておきましょう。

なぜ飲むのか?を考える

 青汁を飲む際に何よりも大切なことは、なぜ飲むのか?を明確にすることです。
青汁には様々な種類があり、効果もそれぞれ異なります。
自分の健康状態を把握し、理由を明確にしなければ、本当に自分の合った青汁を選ぶことはできません。
 例えば、血糖値が気になる方にはカルコン等を含む「明日葉」の青汁がオススメです。
ほかにも、夏バテには「ゴーヤ」の青汁が効くことが知られています。
このように、健康状態によって選ぶべき青汁は変わってくるのです。

原料ごとの特徴を知る 

 さて、青汁を飲む理由が明確にできたら、次は青汁ごとの特徴やメリット・デメリットを知らなければなりません。
青汁はたくさんの野菜や植物から作られていますが、ベースとなる原料によって特徴が異なります。
例として、青汁の代表的な原料「ケール」と「明日葉」の効能についてご説明します。
 まず、非常に豊富な栄養素を持つケールには、ビタミンKも多く含まれています。
このビタミンKは骨の発育を助け、出血時に血を固める等の効果がありますが、抗凝固剤を服用している人にとっては、薬の効果が薄まるなどの危険があります。
また、子宮収縮の可能性もあり、妊婦の方にとっては流産のリスクを高めることもあります。
 明日葉は、その特徴として「カルコン」と「クマリン」という成分を含みます。
カルコンには血糖値を下げたり、セルライト解消に効果があります。
また、クマリンは老化防止や免疫力向上が期待できます。
 このように、これら2種類だけを取ってみても様々なメリット・デメリットが存在します。
青汁を選ぶ際には、原料についてよく調べることが重要です。

味覚と相談する

 青汁は健康のために飲むものですが、それでも美味しく飲めるならばそれに越したことはありません。
美味しいということは、それだけでモチベーションを保つきっかけにもなります。
 味覚は人それぞれ異なりますが、一般的にケールは青臭く、独特なクセを持つために飲みづらいとされています。
逆に、大麦若葉は味が良いことで評判で、ほかの原料の苦さを軽減するために大麦若葉をブレンドしている青汁もあるほどです。
 最近では甘みを加えた製品が多く販売されており、美味しく飲めるレシピも考案されているため、そこまで深く考える必要はありません。
しかし、青汁は長く飲み続けることで効果を発揮する健康食品なので、味を考慮に入れておくことはとても大切です。

 青汁の効果を実感するには、自分の好みや健康状態をしっかりと把握し、それに合ったものを選ぶことが大切です。
それを怠ると、効果を実感できないばかりでなく重大な病気を引き起こす可能性さえあります。
初めに青汁選びをしっかりと行うことが、青汁で健康になるための秘訣であるといえるでしょう。