飲むタイミングで効果が違う

 青汁は健康食品であるため、薬と違って飲むタイミングが決められていません。
どんな時に飲んでも、一定以上の効果は得られるということです。
 しかし、青汁を飲む際には、その目的によって効果が出やすいタイミングや時間帯というものが存在します。
目的を持って青汁を飲んでいる方は、効果的な時間帯を知っておくことでいち早く青汁の効果を実感できるようになるでしょう。

朝に飲む場合

 朝に飲む青汁は、栄養補給の面で非常に効果的です。
睡眠中、人間は多くのエネルギーを消費しているため、起床後の身体は水分や栄養を欲している状態になります。
また、前日の夕食から食事を摂っていない場合、起床時には空腹状態となっており、取り込んだ栄養が吸収しやすいタイミングといえます。
そのため、起床時に青汁を飲むと体中に栄養が行き渡りやすいのです。
 なお、空腹状態で冷たい青汁を飲むと胃に負担が掛かってしまうため、ぬるま湯程度の温度で飲むようにしましょう。

夜・就寝前に飲む場合

 夜や就寝前に飲む場合は、便秘解消効果がアップします。
そうすることで、就寝中に腸内環境が善玉菌が活動しやすい状態に整えられ、起床時に排便がスムーズに行われるようになるというわけです。
この場合、就寝2~3時間前に青汁を飲んでおくとよいでしょう。
 また、青汁には快眠を促すホルモン「メラトニン」が含まれています。
そのため、就寝直前に飲む場合、快眠効果を期待することもできるのです。
快眠効果を最大限に得ようとする場合には、就寝1時間前が効果的とされています。
 ただし、青汁を飲むと腸の動きが活発化したり、気分が悪くなる等の場合があるため、それらの症状で眠れない場合には飲む時間を変更するとよいでしょう。

食前に飲む場合

 食前に飲む青汁には、ダイエット効果が期待できます。
これは、青汁に豊富に含まれる食物繊維が空腹時の体内に取り込まれることで、満腹中枢が刺激されて食べすぎを防いでくれるためです。
また、食物繊維には糖質や脂質の吸収を緩やかにする効果もあります。
栄養補給をしながらダイエットができるため、身体に負担が掛かりにくい点も非常に優秀です。

 このように、明確な目的を持って青汁を習慣的に飲む場合には、タイミングや時間帯を考慮に入れると更なる効果が期待できます。
タイミングを決めて毎日飲み続けていれば、きっと早い段階で目的の健康効果を得られるようになるでしょう。