口臭予防に青汁を飲む

 現代の日本において、口臭に悩まされる方は少なくありません。
歯磨きや消臭ガムだけでは根本的な解決にはならず、どうすれば改善できるのか四苦八苦してしまいますよね。
 そんなときに助けとなるのが、健康食品の代表格「青汁」です。
青汁はさまざまな健康効果を持ちますが、口臭予防にまで効果があることはご存知でしょうか。
今回は、そんな青汁の口臭予防効果についてご紹介します。

生理的口臭と病的口臭 それぞれの原因

 口臭は「生理的口臭」と「病的口臭」の2種類に大別されます。
前者は一時的な口臭、後者は慢性的な口臭です。
この2つは同じ口臭でも、原因がそれぞれ異なります。
 生理的口臭とは、起床時や緊張時など、人が日常生活を送る上で発生する口臭を言います。
起床時や緊張時には、唾液の分泌量が減っており口腔内が乾燥しています。
そのため、細菌が繁殖しやすい環境となっており、その細菌が口臭の原因となるのです。
しかし、生理的口臭は基本的に歯磨きや水分補給をすれば改善されることがほとんどです。
多くの場合に問題となるのは、後述の病的口臭になります。
 病的口臭はその名の通り、病気や身体異常を原因とする口臭です。
虫歯や歯周病などはもちろん、呼吸器系疾患や消化器系疾患、腸内環境の悪化等が原因に挙げられます。
その中でも口臭に影響を与えやすいのが腸内環境です。
これが悪化すると便秘になり、毒素や有害物質を含む老廃物が排泄されづらくなります。
そうすると、腸内の病気に関わるのは元より、体内に蓄積された老廃物からガスが発生し、それが口から排出されることにより口臭となってしまうのです。

口臭に効く!青汁の成分

 では、なぜ青汁が口臭予防に効果的とされているのでしょうか。
それには、青汁に含まれる「食物繊維」と「クロロフィル」が大きく関係しています。
 まず、食物繊維についてです。
食物繊維は便秘改善に効果があり、腸内環境を整える働きを持ちます。
これにより、体内の老廃物がしっかりと排泄され、ガスや毒素からくる臭いを撃退することができます。
また、腸内環境が整うことで善玉菌が増加しやすくなり、腸に関する病気の予防にもなるのです。
このように、食物繊維には病的口臭を予防する機能があります。
 クロロフィルは、青汁の原料であるケールや明日葉、大麦若葉等に含まれる成分で、葉緑素とも呼ばれます。
このクロロフィルは殺菌や抗菌、デトックス効果等さまざまな機能を持ちますが、中でも今回ご紹介したいのは「消臭効果」です。
クロロフィルには消臭ガムに使用されるほどの消臭効果があり、これによって体内を消臭してくれるのです。
また、強い抗酸化作用を持つため、歯周病や消化器系の病気の予防にも役立ちます。
そのため、クロロフィルには生理的口臭・病的口臭のどちらも改善する効果があり、口臭にお悩みの方の大きな助けとなってくれます。
 以上のように、これら2種類の成分は口臭予防に高い効果を発揮します。
だからこそ、これら2つを豊富に含む青汁は、口臭に効果的とされているのです。

 口臭には生理的口臭と病的口臭の2種類がありますが、青汁の持つ成分「食物繊維」と「クロロフィル」によって、どちらの口臭も予防・改善することが可能です。
しつこい口臭でお悩みの方は、ぜひ青汁で身体の内側から健康になり、臭いと無縁の生活を目指してみてはいかがでしょうか。